ディセンダ 【descender】
概要
ディセンダ(descender)とは、アルファベットの小文字の字形の中で、小文字の「x」の下端の高さよりも下に突き出した部分。「g」の下半分などが該当する。アルファベットの形状の基準として、小文字「x」の下端が接する線を「ベースライン」(base line)、上端が接する線を「ミーンライン」(mean line)という。小文字を形成する線や点のうち、ベースラインより下に突き出した部分のことをディセンダという。ディセンダの下端が接する線は「ディセンダライン」(descender line)という。
ディセンダ部分が存在する小文字としては「g」「j」「p」「q」「y」がある。数学の関数表記などに用いるイタリック体の「402;」や、数字の「3」「4」「5」「7」「9」などをディセンダのあるデザインとする書体もある。一方、ミーンラインよりも上に突き出た部分のことは「アセンダ」(ascender)という。「h」の上に伸びる線などのことである。
(2023.11.7更新)