タグマネージャ 【tag manager】 ワンタグ / タグマネジメントツール / tag management tool

概要

タグマネージャ(tag manager)とは、広告配信やアクセス解析のためにWebページに記述するHTMLタグスクリプトなどを、一つにまとめることができるシステムサービスのこと。

広告配信サービスアクセス解析サービスでは、契約者に「タグ」と総称されるHTMLJavaScriptコード断片が提供され、利用者はこれを自分のサイトWebページを構成するHTMLファイル内にコピーしてサービスを受ける。

複数のサービスを利用する場合はそれぞれタグが発行され、各ページにコピーする必要がある。ページによって配信元や利用サービスを変更したい場合にはページごとにコピーするタグを変更しなければならない。サービス側でタグが変更されると貼り直さなければならず、サービス終了や契約終了の際にはタグの除去が必要になるなど管理に手間がかかる。

タグマネージャはタグ一括配信サービスであり、利用者が登録した様々なタグを単一のコードを通じていっぺんに送り届ける。利用者HTMLファイルにコピーするのはタグマネージャ呼び出しのためのタグのみである。サービス側のタグの登録や更新、削除はサーバ上の管理システムうことができ、どのページにどのサービスタグを配信するかも簡単に選択することができる。

世界的には米グーグルGoogle)社の「Googleタグマネージャー」(GTM:Google Tag Manager)が定番サービスとして広く普及しているが、日本国内ではYahoo!JAPANの「Yahoo!タグマネージャー」(YTM:Yahoo! Tag Manager)も人気が高い。前者は誰でも申し込めるが、後者の利用には「Yahoo!広告」の利用申し込みが必要となる。

(2023.2.16更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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