ググる【googling】
ググるとは?

2000年代前半にGoogleがWeb検索エンジンの事実上の標準として定着した頃、検索の代名詞的な存在となり、「検索する」という行為そのものをGoogleの名前で表現するようになった。同様の現象は英語圏でも起きており、2006年にはオックスフォード英語辞典(Oxford English Dictionary)にも収録されている。
電子掲示板(BBS)などで初心者が専門用語の意味など極めて基本的なことを質問すると、上級者が「そんなものはGoogleで検索すればすぐ分かるのだからいちいち聞くな」という含みを込めて「ググれ」と応じたことなどから広まっていった。インターネット上のコミュニケーションで用いられるネットスラングとして普及した言葉だが、ネット自体の普及と共に日常会話でも使われるようになった。
時代が下ると「Googleで」という意味合いが薄れていき、より一般的な「検索する」という意味での用例も広まっている。例えば、本来は誤用だが「ヤフーでググる」「Bingでググる」といった表現も見受けられるようになっている。活用形として「ググった」「ググれば」「ググりもしないで」などが自然に用いられ、日本語の五段活用動詞として扱われる。
なお、「Google」「グーグル」という単語は同社の社名かつ登録商標であり、同社ブランドを指し示す以外の使用法は許容していないという公式声明を2006年に発表しているが、「ググる」という表現を使った者に法的措置やアカウント停止措置などを取るといった行動には出ていない。
2020年代になるとWeb検索エンジン以外の情報検索手段が広まっており、調べ物と言えば「ググる」一辺倒の時代は終わりを迎えつつあるとされる。例えば、動画を探す際にはYouTubeで検索する行動が一般化しており、ニュースや最新の話題、評判のお店や商品などについてはXやInstagramなどのSNSで検索するケースも多い。また、AIチャットボットに質問して回答を得るという手段も台頭しており、特に若年層を中心に情報収集の方法が多様化している。