VCCI 【Voluntary Control Council for Interference by Information Technology Equipment】
概要
VCCI(Voluntary Control Council for Interference by Information Technology Equipment)とは、映像機器や音響機器などのマルチメディア機器が発する電磁波の自主規制を行う業界団体。また、同団体の定める技術基準や認定制度。電子機器を製造・販売するメーカーが加盟する日本の業界団体で、「マルチメディア機器」(MME)について、動作時に周囲に漏洩する電磁波の基準を設け、許容値に適合している機器には認定マークを発行している。
「マルチメディア機器」に含まれるのは映像機器やオーディオ機器、テレビ、コンピュータおよび周辺機器、通信機器やネットワーク機器、ゲーム機、電子玩具などである。基準は規制の厳しい一般住宅用の「クラスA」と、オフィスや工場など住居以外を想定した「クラスB」に分かれる。
1985年に当時の郵政省が日本電子工業振興協会(JEIDA)、日本電子機械工業会(EIAJ)、日本事務機器工業会(JBMA)、通信機械工業会(CIAJ)の4団体に自主規制を要請し、この4団体が母体となってVCCIが設立された。2009年に一般社団法人に移行し、正式名称も「VCCI協会」に改められた。
(2024.8.4更新)