証明書署名要求 【CSR】 Certificate Signing Request

概要

証明書署名要求(CSR)とは、デジタル証明書の発行を認証局に請求するメッセージのこと。申請者の識別情報や公開鍵などが記載され、申請者の秘密鍵電子署名されて認証局に送信される。

公開鍵暗号を使用するには、自らの使用する暗号鍵のペア(秘密鍵公開鍵)を生成し、公開鍵を相手方に渡す必要がある。インターネットなど安全とは限らない経路で鍵を送信する場合、鍵の受信者は第三者(認証機関)が発行したデジタル証明書により鍵が送信者の作成した本物であると確認することができる。

証明書署名要求は生成した鍵ペアについてのデジタル証明書の発行を認証局CACertificate Authority)に請求するメッセージで、手続きが完了して証明書の発行が認められると、証明書CA暗号鍵デジタル署名されて申請者に送られる。書式はRFC 2986(PKCS #10)で定められているものが広く利用されており、これをBase64符号化したテキストデータを用いることが多い。

(2020.1.15更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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