クラウドプロキシ 【cloud proxy】

概要

クラウドプロキシ(cloud proxy)とは、Webサイトへの接続の取り次ぎをプロキシサーバクラウドサービスとして実装したもの。社内外で同じセキュリティ設定を適用したい場合などに利用される。

プロキシproxy)はWebブラウザなどとWebサーバ通信を中継するネットワーク機器サーバ機能で、通常はインターネットと社内ネットワークの境界など、直接通信できないよう隔てられているネットワーク境界などに設けられる。

クラウドプロキシはプロキシの機能をインターネット上のクラウドサービスとして提供するもので、利用者コンピュータWebサイトを閲覧する際に必ずクラウドプロキシを経由するよう設定される。社内ネットワークからの接続でも、リモートワークモバイル環境など社外からの接続でも同じクラウドプロキシを経由する。

クラウドプロキシでは、アクセス履歴(ログ)の記録や管理者による閲覧、管理者による特定のWebサイトへのアクセス制限、マルウェアや不審な通信の検知や遮断などの機能が提供される。通常のプロキシのようにアドレス変換などのために利用するわけではなく、環境に依らず一律にインターネットアクセスを管理したりセキュリティを確保・強化するために用いられる。

(2023.10.30更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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