スタートアップ【startup】
概要
スタートアップとは、起動(の)、始動(の)、開始(の)、立ち上げ(の)、創業(の)、新規事業(の)、新興企業(の)、設立間もない、などの意味を持つ英単語。IT分野では主に、コンピュータの起動と新興企業の二つの意味で用いられる。
コンピュータのスタートアップ
コンピュータのスタートアップとは、電源を入れてからオペレーティングシステム(OS)が起動し、操作できる状態になるまでの一連の処理のことを意味する。
電源投入直後、CPUはまずマザーボード上のROMに書き込まれたファームウェア(UEFIまたは旧来のBIOS)を読み込む。このファームウェアがメモリやストレージなどのハードウェアを検査・初期化したあと、ディスクに保存されたOSの「ブートローダ」(boot loader)へ制御を引き渡す。
ブートローダはOSの中核部分である「カーネル」(kernel)をメモリに展開し、各種ドライバやシステムサービスを順次起動する。この一連の処理が完了して初めて、利用者はデスクトップ画面やコマンド入力画面を操作できるようになる。Windowsなどでは本体起動時に自動的に起動するアプリケーションも「スタートアップ」と呼ぶ場合がある。登録数が増えると起動時間が長くなる。
スタートアップ企業
ビジネスの文脈では、スタートアップとは設立間もない段階で急速な成長を目指す新興企業を指すことが多い。単なる中小企業とは異なり、既存市場を刷新するか新市場を創出するような革新的なビジネスモデルや技術を持つ点が特徴である。
資金調達はベンチャーキャピタル(VC)やエンジェル投資家から募るのが一般的で、株式を対価に出資を受ける形が多い。成長の指標として重視されるのは利益よりも顧客数や売上の拡大速度であり、短期間での黒字化より市場シェアの獲得を優先する戦略を採ることが多い。最終的なゴールとして株式公開(IPO)や既存大手企業によるM&Aが想定されており、投資家はそこで投資回収を図る。
