基本情報技術者試験過去問 - 分野別(科目A) - ビジネス戦略と目標・評価
令和8年7月修了 問47
財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長の四つの視点から定量的な指標を設定し,IT投資効果を評価するために使用される手法はどれか。
| ア | BSC |
|---|---|
| イ | EVM |
| ウ | PERT |
| エ | WBS |
答え : ア
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
解説 :
「BSC」(バランススコアカード)は,企業の経営戦略やIT投資の効果を評価するためのフレームワークで,「財務の視点」「顧客の視点」「内部ビジネスプロセスの視点」「学習と成長の視点」という4つの異なる視点から,それぞれ定量的な指標(KPI)を設定して総合的に評価を行う手法です。
財務的な数値だけでなく,顧客満足度や業務プロセスの効率性,従業員の成長といった非財務的な要素もあわせて評価することで,より多角的でバランスの取れた経営戦略の評価・管理が可能になります。選択肢「イ」のEVMは進捗管理の手法,「ウ」のPERTはスケジュール管理の手法,「エ」のWBSは作業を階層的に分解する手法で,いずれもプロジェクトマネジメントの用語であり経営分析とは直接的な関係はありません。
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
解説 :
「BSC」(バランススコアカード)は,企業の経営戦略やIT投資の効果を評価するためのフレームワークで,「財務の視点」「顧客の視点」「内部ビジネスプロセスの視点」「学習と成長の視点」という4つの異なる視点から,それぞれ定量的な指標(KPI)を設定して総合的に評価を行う手法です。
財務的な数値だけでなく,顧客満足度や業務プロセスの効率性,従業員の成長といった非財務的な要素もあわせて評価することで,より多角的でバランスの取れた経営戦略の評価・管理が可能になります。選択肢「イ」のEVMは進捗管理の手法,「ウ」のPERTはスケジュール管理の手法,「エ」のWBSは作業を階層的に分解する手法で,いずれもプロジェクトマネジメントの用語であり経営分析とは直接的な関係はありません。
令和8年6月修了 問48
| ア | ITリテラシ向上のための研修会の受講率を100%とする。 |
|---|---|
| イ | 売上高営業利益率を前年比5%アップとする。 |
| ウ | 顧客クレーム件数を1か月当たり20件以内とする。 |
| エ | 注文受付から製品出荷までの日数を3日短縮とする。 |
答え : エ
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
解説 :
「バランススコアカード」(BSC:Balanced Score Card)には「財務」「顧客」「内部ビジネスプロセス」「学習と成長」4つの視点があります。「注文受付から出荷までの日数短縮」は業務プロセスそのものの効率を示す指標なので,内部ビジネスプロセスの視点に該当します。
「ア」は人材育成に関する指標であり「学習と成長の視点」に該当します。「イ」は企業の収益性に関する指標であり「財務の視点」に該当します。「ウ」は,顧客満足度に直結する指標であり「顧客の視点」に該当します。バランススコアカードの4つの視点がそれぞれがどのような指標を扱うのかを整理して覚えておくことで,この種の分類問題に対応しやすくなります。
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
解説 :
「バランススコアカード」(BSC:Balanced Score Card)には「財務」「顧客」「内部ビジネスプロセス」「学習と成長」4つの視点があります。「注文受付から出荷までの日数短縮」は業務プロセスそのものの効率を示す指標なので,内部ビジネスプロセスの視点に該当します。
「ア」は人材育成に関する指標であり「学習と成長の視点」に該当します。「イ」は企業の収益性に関する指標であり「財務の視点」に該当します。「ウ」は,顧客満足度に直結する指標であり「顧客の視点」に該当します。バランススコアカードの4つの視点がそれぞれがどのような指標を扱うのかを整理して覚えておくことで,この種の分類問題に対応しやすくなります。
令和8年6月修了 問51
図の九つの要素によって,ビジネスモデルの全体像や各要素間の関係性を把握し,自社のビジネスモデル改善の検討や,新規事業のビジネスプランを構想する。このフレームワークはどれか。
| KP 主要な パートナー | KA 主要な活動 | VP 価値提案 | CR 顧客との関係 | CS 顧客セグメント | |
| KR 主要なリソース | CH チャネル | ||||
| C$ コスト構造 | R$ 収益の流れ | ||||
| ア | バリューチェーン分析 |
|---|---|
| イ | ビジネスインパクト分析 |
| ウ | ビジネスモデルキャンバス |
| エ | プロダクトポートフォリオマネジメント |
答え : ウ
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
解説 :
「ビジネスモデルキャンバス」は,事業の全体像を「顧客セグメント」「価値提案」「チャネル」「顧客との関係」「収益の流れ」「主要リソース」「主要な活動」「主要なパートナー」「コスト構造」という9つの要素に整理して可視化するフレームワークです。新規事業の検討や既存事業の見直しに活用されます。
「ア」は,企業活動を購買・製造・販売・サービスなどの主活動と,それを支える支援活動に分解し,どこで付加価値が生まれているかを分析する手法です。「イ」は災害や事故などが発生した際に事業にどのような影響が及ぶかを分析する,事業継続計画(BCP)に関連する手法です。「エ」は複数の事業や製品を市場成長率とシェアの2軸で評価する手法です。
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解説 :
「ビジネスモデルキャンバス」は,事業の全体像を「顧客セグメント」「価値提案」「チャネル」「顧客との関係」「収益の流れ」「主要リソース」「主要な活動」「主要なパートナー」「コスト構造」という9つの要素に整理して可視化するフレームワークです。新規事業の検討や既存事業の見直しに活用されます。
「ア」は,企業活動を購買・製造・販売・サービスなどの主活動と,それを支える支援活動に分解し,どこで付加価値が生まれているかを分析する手法です。「イ」は災害や事故などが発生した際に事業にどのような影響が及ぶかを分析する,事業継続計画(BCP)に関連する手法です。「エ」は複数の事業や製品を市場成長率とシェアの2軸で評価する手法です。
令和8年公開問題 問17
サービスA~Dの中で会員のリテンション率が最も高いものはどれか。
なお,リテンションの対象は前月末から当月末まで継続して在籍した会員とし,当月新規会員は月末までの退会はないものとする。
単位 人
なお,リテンションの対象は前月末から当月末まで継続して在籍した会員とし,当月新規会員は月末までの退会はないものとする。
単位 人
| サービス | 前月末会員数 | 当月新規会員数 | 当月末会員数 |
| A | 1,000 | 500 | 800 |
| B | 1,000 | 200 | 800 |
| C | 1,500 | 500 | 1,100 |
| D | 1,500 | 1,000 | 1,800 |
| ア | サービスA |
|---|---|
| イ | サービスB |
| ウ | サービスC |
| エ | サービスD |
答え : イ
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
解説 :
「リテンション率」とは,前月末に在籍していた会員のうち,当月末まで継続して在籍していた会員の割合を表す指標です。計算式は「(当月末会員数-当月新規会員数)÷前月末会員数×100」となります。この計算式に基づいて各サービスを計算すると,サービスAは (800-500)/1000=30%,サービスBは (800-200)/1000=60%,サービスCは (1100-500)/1500=約40%,サービスDは (1800-1000)/1500=約53.3%となります。
この中で最も高いのはサービスBの60%であるため,正解は選択肢「イ」です。この問題を解く際に注意すべき点は,単純に「当月末会員数÷前月末会員数」で計算してしまうと,新規に加入した会員も含まれてしまい,正しいリテンション率が求められないということです。新規会員を必ず差し引いてから計算することが重要です。
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解説 :
「リテンション率」とは,前月末に在籍していた会員のうち,当月末まで継続して在籍していた会員の割合を表す指標です。計算式は「(当月末会員数-当月新規会員数)÷前月末会員数×100」となります。この計算式に基づいて各サービスを計算すると,サービスAは (800-500)/1000=30%,サービスBは (800-200)/1000=60%,サービスCは (1100-500)/1500=約40%,サービスDは (1800-1000)/1500=約53.3%となります。
この中で最も高いのはサービスBの60%であるため,正解は選択肢「イ」です。この問題を解く際に注意すべき点は,単純に「当月末会員数÷前月末会員数」で計算してしまうと,新規に加入した会員も含まれてしまい,正しいリテンション率が求められないということです。新規会員を必ず差し引いてから計算することが重要です。
令和8年1月修了 問51
バランススコアカードの学習と成長の視点における戦略目標と業績評価指標の例はどれか。
| ア | 持続的成長が目標であるので,受注残を指標とする。 |
|---|---|
| イ | 主要顧客との継続的な関係構築が目標であるので,クレーム件数を指標とする。 |
| ウ | 製品開発力の向上が目標であるので,製品開発領域の研修受講時間を指標とする。 |
| エ | 製品の納期遵守が目標であるので,製造期間短縮日数を指標とする。 |
答え : ウ
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
解説 :
「バランススコアカード」(BSC:Balanced Score Card)における「学習と成長の視点」に該当する戦略目標と業績評価指標の組合せを問う問題です。バランススコアカードでは,「財務」「顧客」「業務プロセス」「学習と成長」という四つの視点から経営を評価します。学習と成長の視点は,従業員の能力向上や組織の学習能力に関するものです。
「製品開発力の向上」という目標に対し,「製品開発領域の研修受講時間」を指標とする組合せは,従業員のスキル向上(学習)に関する内容であり,学習と成長の視点に合致します。誤りの選択肢のうち,受注残を指標とするものは財務の視点,クレーム件数を指標とするものは顧客の視点,製造期間短縮日数を指標とするものは業務プロセスの視点にそれぞれ該当し,学習と成長の視点とは異なる分類になります。
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解説 :
「バランススコアカード」(BSC:Balanced Score Card)における「学習と成長の視点」に該当する戦略目標と業績評価指標の組合せを問う問題です。バランススコアカードでは,「財務」「顧客」「業務プロセス」「学習と成長」という四つの視点から経営を評価します。学習と成長の視点は,従業員の能力向上や組織の学習能力に関するものです。
「製品開発力の向上」という目標に対し,「製品開発領域の研修受講時間」を指標とする組合せは,従業員のスキル向上(学習)に関する内容であり,学習と成長の視点に合致します。誤りの選択肢のうち,受注残を指標とするものは財務の視点,クレーム件数を指標とするものは顧客の視点,製造期間短縮日数を指標とするものは業務プロセスの視点にそれぞれ該当し,学習と成長の視点とは異なる分類になります。
令和7年7月修了 問46
物流業務において,10%の物流コストの削減の目標を立てて,図のような業務プロセスの改善活動を実施している。図中のcに相当する活動はどれか。

| ア | CSF(Critical Success Factor)の抽出 |
|---|---|
| イ | KGI(Key Goal Indicator)の設定 |
| ウ | KPI(Key Performance Indicator)の設定 |
| エ | MBO(Management by Objectives)の導入 |
答え : ウ
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
解説 :
物流コストの削減活動における業務プロセス改善のフローチャートの中で,活動cに該当するものを選ぶ設問です。図では,まず物流コストの削減活動が開始され,活動a(10%の物流コスト削減という目標の設定に対応),活動b(在庫の削減や誤出荷の削減という目標に対応)と進み,活動cでは「在庫日数7日以内」「誤出荷率3%以内」という,より具体的で測定可能な数値目標が設定されています。このように,目標達成度を測定するための具体的な指標を設定する活動は「KPI」(重要業績評価指標)の設定に該当します。正解は選択肢「ウ」です。
誤りの選択肢のうち,「CSFの抽出」は目標達成のために特に重要となる成功要因を洗い出す活動であり,具体的な数値目標の設定とは異なります。「KGIの設定」は最終的に達成すべき目標そのもの(この場合は10%の物流コスト削減)を指す指標であり,活動aに近い内容です。「MBOの導入」は目標管理制度そのものを指し,本問のような個別の数値指標の設定を表す言葉ではありません。KGI,CSF,KPIの関係性,すなわち最終目標から重要成功要因,そして具体的な評価指標へと段階的に落とし込んでいく流れを理解しておくことが大切です。
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
解説 :
物流コストの削減活動における業務プロセス改善のフローチャートの中で,活動cに該当するものを選ぶ設問です。図では,まず物流コストの削減活動が開始され,活動a(10%の物流コスト削減という目標の設定に対応),活動b(在庫の削減や誤出荷の削減という目標に対応)と進み,活動cでは「在庫日数7日以内」「誤出荷率3%以内」という,より具体的で測定可能な数値目標が設定されています。このように,目標達成度を測定するための具体的な指標を設定する活動は「KPI」(重要業績評価指標)の設定に該当します。正解は選択肢「ウ」です。
誤りの選択肢のうち,「CSFの抽出」は目標達成のために特に重要となる成功要因を洗い出す活動であり,具体的な数値目標の設定とは異なります。「KGIの設定」は最終的に達成すべき目標そのもの(この場合は10%の物流コスト削減)を指す指標であり,活動aに近い内容です。「MBOの導入」は目標管理制度そのものを指し,本問のような個別の数値指標の設定を表す言葉ではありません。KGI,CSF,KPIの関係性,すなわち最終目標から重要成功要因,そして具体的な評価指標へと段階的に落とし込んでいく流れを理解しておくことが大切です。
令和6年12月修了 問47
ITベンダにおけるソリューションビジネスの推進で用いるバランススコアカードの,学習と成長の視点のKPIの目標例はどれか。ここで,ソリューションとは “顧客の経営課題の達成に向けて,情報技術と専門家によるプロフェッショナルサービスを通して支援すること” とする。
| ア | サービスを提供した顧客に対して満足度調査を行い,満足度の平均を5段階評価3.5以上とする。 |
|---|---|
| イ | 再利用環境の整備によってソリューション事例の流用を容易とし,顧客提案数を前年度の1.5倍とする。 |
| ウ | 情報戦略のコンサルティングサービスに重点を置くために,社内要員30名をITのプロフェッショナルとして育成する。 |
| エ | 情報戦略立案やシステム企画立案に対するコンサルティングの受注金額を,全体の15%以上とする。 |
答え : ウ
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
解説 :
「バランススコアカード」(BSC)とは,企業の業績を,財務の視点だけでなく,顧客の視点,内部ビジネスプロセスの視点,そして学習と成長の視点という,4つの異なる視点からバランスよく評価するための経営管理の手法です。このうち「学習と成長の視点」は,従業員のスキルアップや,組織としての学習・成長能力の向上に関する目標を扱います。
「ウ」の「情報戦略のコンサルティングサービスに重点を置くために,社内要員30名をITのプロフェッショナルとして育成する」という目標は,まさに従業員の育成,つまり組織の学習と成長に関する目標であり,これが学習と成長の視点のKPI(重要業績評価指標)の例として正解です。
「ア」は顧客満足度についての目標であり,顧客の視点に関する内容です。「イ」は再利用環境の整備による顧客提案数の増加という,内部ビジネスプロセスの改善に関する目標です。「エ」はコンサルティングの受注金額という,財務的な成果に関する目標であり,いずれも学習と成長の視点とは異なる視点の指標にあたります。
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
解説 :
「バランススコアカード」(BSC)とは,企業の業績を,財務の視点だけでなく,顧客の視点,内部ビジネスプロセスの視点,そして学習と成長の視点という,4つの異なる視点からバランスよく評価するための経営管理の手法です。このうち「学習と成長の視点」は,従業員のスキルアップや,組織としての学習・成長能力の向上に関する目標を扱います。
「ウ」の「情報戦略のコンサルティングサービスに重点を置くために,社内要員30名をITのプロフェッショナルとして育成する」という目標は,まさに従業員の育成,つまり組織の学習と成長に関する目標であり,これが学習と成長の視点のKPI(重要業績評価指標)の例として正解です。
「ア」は顧客満足度についての目標であり,顧客の視点に関する内容です。「イ」は再利用環境の整備による顧客提案数の増加という,内部ビジネスプロセスの改善に関する目標です。「エ」はコンサルティングの受注金額という,財務的な成果に関する目標であり,いずれも学習と成長の視点とは異なる視点の指標にあたります。
令和6年1月修了 問51
バランススコアカードの四つの視点とは,財務,学習と成長,内部ビジネスプロセスと,もう一つはどれか。
| ア | ガバナンス |
|---|---|
| イ | 顧客 |
| ウ | 自社の強み |
| エ | 遵法 |
答え : イ
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
解説 :
「バランススコアカード」(BSC)とは,企業の業績を評価するための経営管理の手法で,財務的な指標だけでなく,複数の異なる視点から総合的に企業活動を評価しようとする考え方です。
バランススコアカードでは,「財務の視点」「顧客の視点」「内部ビジネスプロセスの視点」「学習と成長の視点」という四つの視点から,企業の戦略や業績を評価します。この問題では,財務,学習と成長,内部ビジネスプロセスの三つがすでに示されているので,残る一つは「顧客」の視点になります。正解は「イ」です。
「ア」のガバナンス,「ウ」の自社の強み,「エ」の遵法は,いずれも企業経営において重要な概念ではありますが,バランススコアカードの四つの視点として定められているものではありません。
バランススコアカードは,財務的な数値だけを見ていては見落としがちな,顧客満足度や社内の業務プロセスの効率,従業員の成長といった観点もあわせて評価することで,企業の長期的な成長を支えようとする点に特徴があります。
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
解説 :
「バランススコアカード」(BSC)とは,企業の業績を評価するための経営管理の手法で,財務的な指標だけでなく,複数の異なる視点から総合的に企業活動を評価しようとする考え方です。
バランススコアカードでは,「財務の視点」「顧客の視点」「内部ビジネスプロセスの視点」「学習と成長の視点」という四つの視点から,企業の戦略や業績を評価します。この問題では,財務,学習と成長,内部ビジネスプロセスの三つがすでに示されているので,残る一つは「顧客」の視点になります。正解は「イ」です。
「ア」のガバナンス,「ウ」の自社の強み,「エ」の遵法は,いずれも企業経営において重要な概念ではありますが,バランススコアカードの四つの視点として定められているものではありません。
バランススコアカードは,財務的な数値だけを見ていては見落としがちな,顧客満足度や社内の業務プロセスの効率,従業員の成長といった観点もあわせて評価することで,企業の長期的な成長を支えようとする点に特徴があります。
令和5年7月修了 問46
IT投資の評価手法のうち,バランススコアカードを用いた手法を説明したものはどれか。
| ア | IT投資の効果をキャッシュフローから求めた正味現在価値を用いて評価することによって,他の投資案件との比較を容易にする。 |
|---|---|
| イ | IT投資をその性質やリスクの共通性によってカテゴリに分類し,カテゴリ単位での投資割合を評価することによって,経営戦略とIT投資の整合性を確保する。 |
| ウ | 財務,顧客,内部業務プロセスなど複数の視点ごとにIT投資の業績評価指標を設定し,経営戦略との適合性を評価することで,IT投資効果を多面的に評価する。 |
| エ | 初期投資に対する価値に加えて,将来において選択可能な収益やリスクの期待値を,金融市場で使われるオプション価格付け理論に基づいて評価する。 |
答え : ウ
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
解説 :
「バランススコアカード」(BSC)とは,企業の業績を評価するための経営管理の手法で,財務という単一の視点だけでなく,財務,顧客,内部業務プロセス,学習と成長という複数の異なる視点から,企業の戦略の達成度を総合的に評価しようとする考え方です。
IT投資の評価にバランススコアカードを用いる手法では,財務,顧客,内部業務プロセスなど,複数の視点ごとにIT投資の業績評価指標(KPI)を設定し,それぞれの指標が経営戦略とどの程度適合しているかを評価することによって,IT投資の効果を多面的に捉えようとします。従って,正解は「ウ」です。
「ア」は,IT投資の効果をキャッシュフローから求めた正味現在価値(NPV)を用いて評価する手法についての説明で,これは財務的な観点から投資の妥当性を評価する,より伝統的な投資評価手法についての説明です。
「イ」は,IT投資をその性質やリスクの共通性によってカテゴリに分類し,カテゴリ単位での投資割合を評価する手法についての説明で,これは「IT投資ポートフォリオ」と呼ばれる考え方に近い内容です。
「エ」は,初期投資に対する価値に加えて,将来の選択可能性を金融市場のオプション価格付け理論に基づいて評価する手法についての説明で,これは「リアルオプション」と呼ばれる,より高度な投資評価の考え方についての説明であり,いずれもバランススコアカードを用いた手法とは異なる内容です。
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
解説 :
「バランススコアカード」(BSC)とは,企業の業績を評価するための経営管理の手法で,財務という単一の視点だけでなく,財務,顧客,内部業務プロセス,学習と成長という複数の異なる視点から,企業の戦略の達成度を総合的に評価しようとする考え方です。
IT投資の評価にバランススコアカードを用いる手法では,財務,顧客,内部業務プロセスなど,複数の視点ごとにIT投資の業績評価指標(KPI)を設定し,それぞれの指標が経営戦略とどの程度適合しているかを評価することによって,IT投資の効果を多面的に捉えようとします。従って,正解は「ウ」です。
「ア」は,IT投資の効果をキャッシュフローから求めた正味現在価値(NPV)を用いて評価する手法についての説明で,これは財務的な観点から投資の妥当性を評価する,より伝統的な投資評価手法についての説明です。
「イ」は,IT投資をその性質やリスクの共通性によってカテゴリに分類し,カテゴリ単位での投資割合を評価する手法についての説明で,これは「IT投資ポートフォリオ」と呼ばれる考え方に近い内容です。
「エ」は,初期投資に対する価値に加えて,将来の選択可能性を金融市場のオプション価格付け理論に基づいて評価する手法についての説明で,これは「リアルオプション」と呼ばれる,より高度な投資評価の考え方についての説明であり,いずれもバランススコアカードを用いた手法とは異なる内容です。
令和5年7月修了 問51
表は,投資目的に応じて,投資分類とKPIを整理したものである。投資目的のcに当てはまるものはどれか。ここで,ア~エは a~d のいずれかに入る。
| 投資目的 | 投資分類 | KPI |
| a | 業務効率化投資 | 納期の遵守率,月次決算の所要日数 |
| b | 情報活用投資 | 提案事例の登録件数,顧客への提案件数 |
| c | 戦略的投資 | 新規事業のROI,新製品の市場シェア |
| d | IT基盤投資 | システムの障害件数,検索の応答時間 |
| ア | 作業プロセスの改善,作業品質の向上 |
|---|---|
| イ | システム維持管理コストの削減,システム性能の向上 |
| ウ | ナレッジの可視化,ナレッジの共有 |
| エ | ビジネスの創出,競争優位の確立 |
答え : エ
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
企業のIT投資を,その目的に応じていくつかの分類(業務効率化投資,情報活用投資,戦略的投資,IT基盤投資)に整理した表をもとに,cに当てはまる投資目的の説明を選ぶ問題です。
表を見ると,cは「戦略的投資」に分類されており,そのKPI(重要業績評価指標)として,新規事業のROI(投資利益率)や新製品の市場シェアが挙げられています。これらの指標は,いずれも新しい事業やビジネスを創出し,他社との競争において優位な立場を確立することを目指す取り組みに関連する指標です。従って,cに当てはまる説明は,ビジネスの創出や競争優位の確立についての「エ」です。
「ア」の作業プロセスの改善や作業品質の向上は,表中のaにあたる「業務効率化投資」の説明として適切な内容です。
「ウ」のナレッジの可視化やナレッジの共有は,表中のbにあたる「情報活用投資」の説明として適切な内容です。
「イ」のシステム維持管理コストの削減やシステム性能の向上は,表中のdにあたる「IT基盤投資」の説明として適切な内容です。
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
同一問題 : 〔平27秋問70〕
解説 : 企業のIT投資を,その目的に応じていくつかの分類(業務効率化投資,情報活用投資,戦略的投資,IT基盤投資)に整理した表をもとに,cに当てはまる投資目的の説明を選ぶ問題です。
表を見ると,cは「戦略的投資」に分類されており,そのKPI(重要業績評価指標)として,新規事業のROI(投資利益率)や新製品の市場シェアが挙げられています。これらの指標は,いずれも新しい事業やビジネスを創出し,他社との競争において優位な立場を確立することを目指す取り組みに関連する指標です。従って,cに当てはまる説明は,ビジネスの創出や競争優位の確立についての「エ」です。
「ア」の作業プロセスの改善や作業品質の向上は,表中のaにあたる「業務効率化投資」の説明として適切な内容です。
「ウ」のナレッジの可視化やナレッジの共有は,表中のbにあたる「情報活用投資」の説明として適切な内容です。
「イ」のシステム維持管理コストの削減やシステム性能の向上は,表中のdにあたる「IT基盤投資」の説明として適切な内容です。
令和4年1月修了 問68
バランススコアカードを説明したものはどれか。
| ア | 外部環境と内部環境の視点から,自社にとっての事業機会を導き出す手法 |
|---|---|
| イ | 計画,行動,評価,修正のサイクルで,戦略実行の管理を行うフレームワーク |
| ウ | 財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長という四つの視点から,経営戦略の立案と実行を支援する手法 |
| エ | ビジネス戦略を実現するために設定した,業務プロセスをモニタリングする指標 |
答え : ウ
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
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令和3年1月修了 問67
バランススコアカードで使われる戦略マップの説明はどれか。
| ア | 切り口となる二つの要素をX軸,Y軸として,市場における自社又は自社製品のポジションを表現したもの |
|---|---|
| イ | 財務,顧客,内部ビジネスプロセス,学習と成長という四つの視点を基に,課題,施策,目標の因果関係を表現したもの |
| ウ | 市場の魅力度,自社の優位性という二つの軸から成る四つのセルに自社の製品や事業を分類して表現したもの |
| エ | どのような顧客層に対して,どのような経営資源を使用し,どのような製品・サービスを提供するのかを表現したもの |
令和2年12月修了 問68
バランススコアカードの内部ビジネスプロセスの視点における戦略目標と業績評価指標の例はどれか。
| ア | 持続的成長が目標であるので,受注残を指標とする。 |
|---|---|
| イ | 主要顧客との継続的な関係構築が目標であるので,クレーム件数を指標とする。 |
| ウ | 製品開発力の向上が目標であるので,製品開発領域の研修受講時間を指標とする。 |
| エ | 製品の製造の生産性向上が目標であるので,製造期間短縮日数を指標とする。 |
令和2年7月修了 問64
| ア | 売上高営業利益率を前年比5%アップとする。 |
|---|---|
| イ | 顧客クレーム件数を1か月当たり20件以内とする。 |
| ウ | 新システムの利用者研修会の受講率を100%とする。 |
| エ | 注文受付から製品出荷までの日数を3日短縮とする。 |
答え : エ
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
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平成27年6月修了 問65
IT投資を,投資目的によって表のように分類した。IT投資評価の指標としてKPIを使用するとき,戦略的投資に該当するKPIの例はどれか。
| 分類 | 投資目的 |
| 業務効率投資 | 業務の効率向上,業務の生産性向上など |
| 情報活用投資 | ナレッジの共有,管理精度の向上など |
| 戦略的投資 | 競争優位の確立,ビジネスの創出など |
| IT基盤投資 | ITコスト削減,システム性能向上など |
| ア | システムの障害件数 |
|---|---|
| イ | 新製品投入後の市場シェア |
| ウ | 提案事例の登録件数 |
| エ | 連結決算の所要日数 |
答え : イ
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
分野 : ストラテジ系 › 経営戦略 › 経営戦略マネジメント › ビジネス戦略と目標・評価
平成24年6月修了 問69
バランススコアカードにおける業績評価指標のうち,“学習と成長の視点”に分類されるものはどれか。
| ア | 顧客満足度調査の結果 |
|---|---|
| イ | 従業員1人当たりの売上高 |
| ウ | 従業員の提案件数 |
| エ | 新規顧客獲得率 |