0o

概要

0oとは、いくつかのプログラミング言語8進数リテラルの表記に用いられる接頭辞。「0o11」という表記は8進数の“11”、すなわち十進数の9という意味になる。

数値について複数の異なる基数n進数のn)による表記が可能な言語では、コードなどに記述された数字の並びが何進数であるのかを区別するために先頭や末尾に特別な英数字の組み合わせを付け加えることがある。

何を付け加えると何進数を表すかは言語仕様によって決まっており、いくつかの言語では先頭が「0o」という接頭辞プレフィクス)から始まる数値表記は8進数を表すと規定されている。PythonJavaScriptECMAScript6以降)などがこの記法を採用している。

0oを8進数リテラル接頭辞に採用している言語では、同様に、接頭辞0x」(ゼロエックス)で16進数リテラル接頭辞0b」(ゼロビー)で2進数リテラルを表す。なお、C言語C++言語JavaJavaScript(ES5以前)では先頭が「0」で始まる数値が8進数リテラルと定められている。

(2023.5.20更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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