ワーキンググループ【WG】Working Group
概要
ワーキンググループとは、ある特定の課題や目標、テーマについて実務的な検討や作業を進めるために組織される小規模なグループ。作業部会、部会、作業班、審議会、調査会、研究会などと訳されることもある。

ある分野の特定のテーマについて専門家や関係者などが集まり、具体的な調査、検討、原案作成などを担う実務レベルの組織を指すことが多い。一定の期間や回数で議論を深め、最終的に報告や提言、標準案などの成果文書を取りまとめて発表する。多くの場合は常設の組織ではなく一時的に編成され、目標を達成したら解散する。
行政機関や業界団体においても、政策立案や制度改正の検討過程でワーキンググループが活用される。審議会や委員会の下部組織として設けられ、具体的な論点整理や報告書案の作成を担当することが多い。省庁などの主催機関の代表や学識経験者、関連する民間団体の代表などが参加し、公開または非公開で会合が行われる。一定期間の活動を経て成果物を上位組織に提出し、最終的な意思決定に反映させる流れである。
IT分野では、標準化団体や業界団体が技術標準を策定するためにワーキンググループを設置する例が多く見られる。その技術分野の専門家や研究者、技術者、実務家、利害関係団体の代表(メーカーの技術担当など)が集まり、技術仕様について実務的な協議を行い、技術的な検証や標準規格の仕様書草案の作成などを行う。
通常は組織内や組織横断的に設置されるグループを指すが、技術分野では「WHATWG」(Web Hypertext Application Technology Working Group)のように標準化団体や業界団体そのものの組織名の一部に「Working Group」を取り入れる例も見られ、その場合は常設の組織や法人を指している。類義語には「タスクフォース」(task force)や「プロジェクトチーム」(project team)などがある。