ワーキンググループ 【WG】 Working Group

概要

ワーキンググループ(WG)とは、ある特定の課題や目標に取り組むために組織されたグループ。作業部会、部会、作業班、審議会、調査会、研究会などと訳されることもある。

ある分野の特定のテーマについて専門家や関係者などが集まり議論する。一定の期間や回数で議論を深め、最終的に報告や提言、標準案などの成果文書を取りまとめて発表することが多い。多くの場合は常設の組織ではなく、目標を達成したら解散する。

IT分野では、標準化団体や業界団体が技術標準を策定するためにワーキンググループを設置する例が多く見られる。その技術分野の専門家や研究者、技術者、実務家、利害関係団体の代表(メーカーの技術担当など)が集まり、技術仕様について議論を深めて標準規格を策定する。

通常は組織内や組織横断的に設置されるグループを指すが、技術分野では「WHATWG」のように標準化団体や業界団体そのものの組織名の一部に「Working Group」を取り入れる例も見られる。類義語には「タスクフォース」(task force)や「プロジェクトチーム」(project team)などがある。

(2024.8.2更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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