サバ管 【鯖管】

概要

サバ管(鯖管)とは、SNSなどで用いられる俗語(ネットスラング)の一つで、サーバ管理者のこと。「サバ」はサーバ、「管」は管理者の略で、「サバ缶」(鯖の缶詰)にかけた略称である。

企業などからインターネットに接続し、情報発信やメッセージの送受信を行うには、Webサーバメールサーバなど、常に外部からの接続を受け付ける「サーバ」(server)というコンピュータを設置・運用する必要がある。

これを管理・運用するのがサーバ管理者の役割で、ソフトウェアの導入や設定、セキュリティ対策、記録(ログ)などの確認や監視、定期的な状態のチェックやメンテナンス、データのバックアップや復旧、トラブル発生時の対処、利用者や外部からの問い合わせ対応などを行う。

企業などのシステム部門に専門の役職として置かれることが多いが、小規模な企業ではコンピュータに詳しい社員が他の職務と兼務する場合もある。また、個人で自宅に設置したサーバやホスティングサービスで借り受けたサーバを運用する場合もある。

(2023.11.28更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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