ベゼル 【bezel】

概要

ベゼル(bezel)とは、刃や宝石の斜面、指輪に宝石をはめ込む受け座、腕時計の文字盤を囲む縁、という意味の英単語。電子機器ではディスプレイ装置などで画面の脇を囲むフレーム部分などのことをベゼルという。

ディスプレイやテレビなどの表示装置、あるいはスマートフォンタブレット端末ノートパソコンなどディスプレイ一体型のコンピュータなどで、筐体フレームの一部で表示パネルがはめ込まれた「額」の部分をベゼルと呼ぶ。

表示面の広さに対してベゼル部分が細く目立たない方が省スペースでデザイン的に洗練されていると考えられている。特にスマートフォンなどのモバイル機器では、より小さな筐体サイズにより大きな画面を搭載することが求められ、強度や操作性を維持したままベゼル幅を狭くする努力を重ねている。

近年のスマートフォン製品などでは、上下左右のベゼル部分のうち2辺から4辺(全面)をほぼ完全に無くした「ベゼルレス」(bezel-less)型の製品も開発されるようになってきている。

(2020.9.2更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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