PPV 【Pay-Per-View】 ペイパービュー

概要

PPV(Pay-Per-View)とは、動画の視聴などに対する課金方法の一種で、作品を一本閲覧するたびに決められた料金を徴収する方式。

ケーブルテレビや衛星放送、インターネットなどを通じた動画配信サービスなどで用いられる課金方式で、番組や作品の一本一本に価格が設定され、利用者が閲覧するたびにその料金が課金される。同じサービスチャンネルの中で無料の番組と有料の番組を組み合わせて流す場合もある。

有料放送などの課金方式は月額固定料金で見放題の定額制が多いが、この方式では見たいものがなければ料金がかからないという利点がある。ただし、単価の設定によっては見たいものがたくさんある場合に課金額が高額になってしまうことがある。

PPS (Pay-Per-Series:ペイパーシリーズ)

動画視聴に対する課金方式の一つで、連続ドラマなどシリーズものの番組をシリーズ単位で購入・視聴できる方式。

ケーブルテレビや衛星放送、インターネット動画配信サービスなどで見られる方式で、一続きの作品の視聴権を購入し、チャンネルの中でその番組だけを視聴することができるもの。チャンネル全体の月額料金などに比べ、興味のあるシリーズだけを割安に購入できるメリットがある。

映画など単独の作品はPPVによる課金が一般的だが、有料放送や動画配信サービスでもリーグ戦のスポーツ中継や連続ドラマ・アニメ、バラエティ番組などシリーズものの番組が増えてきたため、シリーズ単位で課金する方式が広まりつつある。

PPD (Pay-Per-Day:ペイパーデイ)

有料放送の課金方式の一つで、特定のチャンネルの視聴に対して一日単位で課金する方式。

ケーブルテレビや衛星放送で用いられる課金方式で、視聴を申し込んだ一日の間だけそのチャンネルを見ることができ、その分だけ課金される。見たい番組が放送される日だけ視聴を申し込むといった利用方法を想定したもので、料金は一日数百円程度のものが多い。一日の範囲はサービスにより異なり、視聴開始から24時間とする場合と、区切りの時刻があらかじめ決められている場合(例えば、午前7時~翌午前7時で一単位)がある。

(2018.1.22更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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