フッター 【footer】 フッタ

概要

フッター(footer)とは、文書の各ページの内部を役割やデザインで分割した領域の一つで、ページの下端部のこと。本文など主な内容以外の補助的な内容を記すために設けられるもので、具体的に何が記載されるかは文書の種類によって異なる。

文書の見やすいレイアウトとして極めて一般的に見られる手法として、見出しや本文、図版など文書のメインになる内容を中心に、ページの上端と下端に補助的な情報や定型的な情報を各ページ同じレイアウトで掲載するという手法がある。このうち、上端の領域を「ヘッダ」あるいは「ヘッダー」(header)、下端の領域を「フッタ」あるいは「フッター」(footer)という。

書籍など紙の印刷物の場合、フッターはページ番号や脚注などのために用いられることが多い。文書編集ソフトなどでは、文書のフッター領域に掲載する項目やレイアウト、装飾などを編集し、印刷時などに一括適用する機能が提供されることが多い。

Webページの場合はサイト内で共通する定型的な情報を掲載する領域として使われることが多い。広告や運営者の情報サイト内の別のコーナーやページへのリンクを並べたグローバルナビゲーション、著作権表示、問い合わせ先の案内などが記載されることが多い。

電子メールを作成する際に末尾に共通の定型的な内容を記載することがあり、これをフッターと呼ぶこともある。メッセージの末尾に連絡先など送信者自身の情報をまとめたものは「シグネチャ」(signature)と呼ぶ方が一般的である。

(2024.3.26更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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