GIGO 【Garbage In, Garbage Out】
概要
GIGO(Garbage In, Garbage Out)とは、ソフトウェアやコンピュータシステムの性質を表す成句の一つで、「入力がゴミ(garbage)なら、出力もゴミ」という意味の英語表現を略したもの。あるコンピュータプログラムが誤りなく実装され、あるいは機能や性能、アルゴリズムなどが優れていたとしても、肝心の入力データが誤っていたり低品質であれば、出力データもそれに見合った酷い状態にしかならないという知見を表している。
コンピュータ黎明期の1950年代にはすでに用いられていた記録が残っており、データの処理順序を表す「FIFO」(First-In First-Out)をもじった表現とされる。近年では、機械学習システムなどに与える学習データ(教師データ)の質が低ければ、できあがるモデルの質も低くなるという意味で用いられることも多い。
(2021.2.21更新)