情報家電 【information home appliance】 デジタル家電 / digital home appliance
概要
情報家電(information home appliance)とは、デジタルデータの処理や送受信に対応し、通信ネットワークやデジタル入出力端子、メモリーカードなどを介して外部の機器と通信や連携が可能な家庭用電気製品。パソコンやスマートフォンなどのコンピュータ製品との間で、あるいは機器間が直に接続し、データや機能を呼び出したり、制御や操作を行うことができる。インターネットに接続して外部の情報やサービスなどを活用する製品もある。
狭義には、情報の処理や入出力、保存などを主な機能とするデジタルテレビやデジタルビデオレコーダー、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、ファクシミリ、デジタル対応のコンポ/スピーカー、電子辞書、家庭用ゲーム機、デジタルオーディオプレーヤーなどが含まれる。
携帯電話については2000年代前半頃までは(固定)電話機の延長としてこの中に含まれることが多かったが、機能が複雑化し、よりコンピュータ的な側面が強まったスマートフォンはパソコンなどと同じコンピュータ製品に分類されることが多くなっている。
また、広義には、冷蔵庫やエアコン、電子レンジ、炊飯器といったいわゆる白物家電の中で、外部とのデータ通信を応用した何らかの機能や遠隔操作・制御などのネットワーク機能を内蔵したものを含める場合がある。
例えば、スマートフォンをリモコンとして使えるエアコンや、一人暮らしの高齢者などの見守り(安否確認)機能・サービスを内蔵した電気ポットなどが実用化されている。ただし、機器本来の機能や操作などにコンピュータシステムやデジタル制御を応用することを指してデジタル家電と呼ぶことは少ない。
(2018.12.23更新)