NFV 【Network Functions Virtualization】 ネットワーク機能仮想化

概要

NFV(Network Functions Virtualization)とは、ネットワーク上の通信機器の機能をソフトウェアとして実装し、汎用サーバの仮想化されたオペレーティングシステム(OS)上で実行する方式。機能や挙動、設定を動的に変更することができる。

サーバの仮想化ネットワーク機器に応用したもので、これまでは専用の装置を用意することの多かったルータゲートウェイファイアウォールロードバランサなどの機器の機能を、汎用OS上で動作するアプリケーションソフトとして実装し、仮想化されたサーバ上で実行することで、専用機器を代替する。

異なる種類の機器をすべて汎用サーバコンピュータで置き換えることができ、特定の機能に対する突発的な需要の増減やネットワーク構成の変更に柔軟に対応できるようになる。

サーバの状態の監視や構成の変更はネットワーク上の管理システムを用いて一か所から集中的にうことができ、各機器が設置された場所に赴いて個別の設定作業などをう場合より管理業務の負荷やコストを低減することができる。

一台の物理サーバ上に複数の機器の機能を統合することができるため、機器の集約・高密度化を進めることもでき、施設の専有面積や管理コスト、消費電力の低減を図ることができる。

(2020.4.25更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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