読み方 : しょうさいせっけい
詳細設計 【detail design】
詳細設計とは、ソフトウェアや情報システムの開発工程の一つで、前工程で定義された要素の仕様や動作の詳細を定義する工程。全体の工程の分割の仕方により具体的な作業内容が異なる。
目次

実装の前段階
実装の前段階で行われる場合は、内部設計や機能設計などで定義されたシステムの構造や仕様などをプログラム単位に分割し、各プログラムの動作を定義していく工程を意味することが多い。この意味の場合は「プログラム設計」とほぼ同義とされる。
UMLのアクティビティ図やシーケンス図、クラス図などを用いてプログラムの挙動や構造を図示する場合や、プログラムコードにほぼ相当する内容を自然言語で記述する場合などがある。
プログラム設計の前段階
プログラム設計の前段階で行われる場合は、基本設計や概要設計で定められた機能や操作・表示方法などに基づいて、システムとしてそれをどう実現するかを具体的に定めていく。
システムをどのような構成にするか、それぞれの部分がどのような処理を行うべきか、それら部分間の連携・統合の方法などを決めることが多い。この意味の場合は「内部設計」とほぼ同義とされる。
(2020.4.17更新)
関連用語
他の用語辞典による「詳細設計」の解説 (外部サイト)
資格試験などの「詳細設計」の出題履歴
▼ ITパスポート試験
【平25秋 問40】 システム開発を、システム要件定義、システム方式設計、ソフトウェア要件定義、ソフトウェア方式設計、ソフトウェア詳細設計の順で実施するとき、ソフトウェア詳細設計で初めて決定する項目として、適切なものはどれか。
【平25春 問42】 ソフトウェア詳細設計の結果、ソフトウェア仕様書を作成した。この結果を受けて開発の次工程を担当する者は誰か。
【平24春 問32】 システム開発においてソフトウェア詳細設計の次に行う作業はどれか。
【平22春 問50】 図は開発するソフトウェアの動作ロジックを検討し、その結果を文書化した流れ図の一部である。このような作業を実施するのはソフトウェア開発のどの段階か。