ポートマッピング 【port mapping】

概要

ポートマッピング(port mapping)とは、ブロードバンドルータなどが持つ機能の一つで、グローバルIPアドレスの特定のポートを、特定のプライベートIPアドレスの特定のポートに固定的に対応付けて転送するもの。内部ネットワークの機器に外部から着信することができる。

家庭などからインターネットサービスプロバイダISP)を経由してインターネットに接続すると、インターネットで直接通信可能なグローバルIPアドレスブロードバンドルータなどに(一つだけ)与えられ、家庭内LAN上の機器はプライベートIPアドレスによってルータ通信する形となる。

Web閲覧など内部から外部のサーバなどへ接続要求する利用方法では不都合は生じないが、このままでは内部にあるコンピュータサーバ機能を持たせて外部から接続するような用途には使うことができない。

このような場合に、ポートマッピングでインターネット側の特定のUDPポートTCPポートを内部の特定のアドレスの特定のポートに対応付ければ、ルータが自動的に外部からのデータを常に転送してくれる。

一部のオンライン対戦型のゲームやIP電話インスタントメッセンジャーファイル共有ソフトなどがこの機能を利用して家庭内LAN上のコンピュータと外部の接続をう。この機能(とダイナミックDNSサービスなど)を利用してWebサーバメールサーバなど運用することもできる。

(2018.12.14更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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