URIスキーム 【URI scheme】 URLスキーム / URL scheme / スキーム名 / scheme name
概要
URIスキーム(URI scheme)とは、URIおよびURLの先頭部分で、資源の種類や到達するための手段を表したもの。「https://www.example.jp/」の「https」の部分。コロン(:)記号を挟んで資源の識別名や位置を記述する。具体的な表記法はスキームの種類ごとに個別に定められている。「URI」(Uniform Resource Identifier)はインターネット上に存在する様々な資源(データやサービス、機器など)を指し示す一意の名前(識別子)の表記法で、そのうち「URL」(Uniform Resource Locator)はネット上での資源の位置を表すことができる。
スキームはその先頭部分の短い英数字で、資源の種類やアクセス方法などを表す。HTTPでWeb上の資源にアクセスする「http」、SSL/TLSで暗号化されたHTTPアクセスを表す「https」、FTPでファイルを送受信する「ftp」、コンピュータ内のファイルシステムにアクセスする「file」、電子メールの送信先を指定する「mailto」などがよく知られる。
「:」以降の書式はスキームごとに個別に定義されており、例えば「http」や「https」であれば「https://www.example.com/index.html」「http://192.168.0.1/」のようにドメイン名(ホスト名)やIPアドレスとサーバ上でのパスなどの組み合わせを、「mailto:」であれば「mailto:JohnDoe@example.com」のようにメールアドレスを指定する。
(2024.1.27更新)