パケットロス 【packet loss】 パケロス / パケット損失
概要
パケットロス(packet loss)とは、ある通信主体から発信されたパケットが、ネットワークの転送経路の途上で喪失し、宛先に指定された相手方まで届かないこと。現代のデータ通信ネットワークの多くは、送信するデータをパケット(「小包」の意)と呼ばれる小さな単位に分割し、パケットごとに経路選択や伝送制御などを行っている。
パケットロスはネットワーク上を転送されているパケットが何らかの理由で消失してしまうことを意味する。経路上にある通信回線や中継・転送装置などの過負荷や故障、無線電波などの回線状態の悪化による信号の喪失などが原因で生じる。
通信システムやプロトコル(通信規約)の中には、パケットロスが発生すると自動的に検知して送信をやりなおすよう促す仕組みが組み込まれており、これを「再送制御」(retransmission control)という。
(2020.1.31更新)