pip 【Pip Installs Packages】 Pip Installs Python

概要

pip（Pip Installs Packages）とは、プログラミング言語のPythonで開発されたパッケージを管理するためのパッケージ管理システムの一つ。Pythonに標準で含まれるため広く普及している。

インターネット上で公開されているPythonパッケージを取り寄せて手元のPython環境に導入（インストール）したり、導入済みのパッケージを削除（アンインストール）することができる。指定したパッケージが他のパッケージの機能を利用している場合（依存関係）、参照先のパッケージも自動的に導入してくれる。

コマンドラインツールとして提供され、pythonコマンドを用いて「python -m pip pipのコマンド パッケージ名」とするか、pipコマンドを用いて「pip pipのコマンド パッケージ名」という書式で実行する。pipのコマンドには「install」（パッケージの導入）や「uninstall」（パッケージの削除）、「list」（導入済みパッケージを一覧表示）、「show」（パッケージの情報を表示）などがある。

パッケージの取得はインターネット上で公開されているPythonパッケージの集積場所（リポジトリ）から行われる。何も指定しなければPython標準のリポジトリであるPyPI（Python Package Index）が参照されるが、これ以外の特定のリポジトリを指定することもできる。

(2021.7.7更新)

他の辞典による解説 （外部サイト）

この記事の著者 ： (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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