EULA 【End-User License Agreement】 使用許諾契約 / 利用許諾契約 / ソフトウェア使用許諾契約 / エンドユーザー使用許諾契約

概要

EULA(End-User License Agreement)とは、ソフトウェアの開発元と購入者の間で交わされる契約。ソフトウェアの使用や複製、譲渡などについて購入者に許可あるいは禁止される行為や条件、開発元による保証やサポート、責任の範囲、免責事項などが定められている。

一般的なソフトウェア製品では、コンピュータへの導入(インストール)時に画面上に契約条件が表示され、利用者が「同意する」などと書かれたボタンを押すなどして意思を示すことで契約が締結されたとみなされる(クリックラップ契約)。パッケージに書面が添付され、記録メディアの開封時に自動的に許諾したとみなす場合もある(シュリンクラップ契約)。

具体的な条文や条件は製品によって異なるが、著作権などの権利の所有者の宣言・確認や、購入者に許可される行為と禁止される行為、ソフトウェアの使用に伴い生じた結果についての開発元の免責などがうたわれることが多い。

多くの場合、購入者本人が使用する以外の行為のほとんどは禁止あるいは厳しく制限されており、特に、第三者への譲渡や販売、貸与、複製、改変、二次著作物の作成、逆コンパイル、リバースエンジニアリングなどは明示的に禁止されていることが多い。

(2018.12.20更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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