.soファイル 【shared object file】

概要

.soファイル(shared object file)とは、Linuxなどで用いられる共有ライブラリのファイル形式の一つ。標準のファイル拡張子は「.so」で、“shared object” の略とされる。

Linuxを含む多くのUNIX系OSで、複数のプログラムから共通して機能を呼び出すことができる「共有ライブラリ」と呼ばれる実行形式のプログラムを格納するファイルである。プログラムの格納形式は「ELF」(Executable and Linkable Format)仕様に従っており、一般的なコンパイラなどで作成することができる。

この形式のファイルはプログラムの実行時にリンク(連結)される動的リンクダイナミックリンクライブラリで、役割はWindowsにおけるDLLファイルに近い。ビルド時にリンクされる静的リンクライブラリの場合は「.a」(“archive” の略)という拡張子が一般的である。

(2024.1.27更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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