リードレプリカ 【read replica】 読み取りレプリカ

概要

リードレプリカ(read replica)とは、データベース負荷分散のために作成される、参照専用の複製。あるデータベースの内容を複製したもので、データの追加や更新はできず検索や読み込みのみをうことができる。

データベース管理システムDBMS)などの機能として提供されるもので、更新に比べて参照の頻度が高いデータベース運用する際、リードレプリカを作成して読み込み要求をそちらへ誘導することでシステム全体の性能を向上させることができる。

データ本体の管理を担うマスターデータベースからレプリケーション機能により作成され、更新を受け付けないため整合性の維持が容易である。一つのマスターから複数(場合によっては多数)のリードレプリカを用意することで、数に比例してシステムの規模や読み込み性能を向上させることができる。

(2020.7.3更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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