JDBC 【Java DataBase Connectivity】

概要

JDBC(Java DataBase Connectivity)とは、Javaプログラムからデータベースアクセスするための標準インターフェース(API)の一つ。データベースの違いによらず同じ手順で接続し、データを読み書きすることができる。

Javaプログラムからデータベース管理システムDBMS)へアクセスする方法を定義したもので、SQL文を発行してリレーショナルデータベース上のデータの照会や操作、更新などをうことができる。DBMSによる違いを吸収し、様々なデータベースに同じ手順やプログラムアクセスできるようになる。

JDBC自体は個別のDBMS製品への接続機能を提供するわけではなく、製品ごとにJDBC仕様を実装した「JDBCドライバ」と呼ばれるソフトウェアを用意する必要がある。著名なDBMS製品の多くは標準でJDBCを開発・配布している。JDBCドライバはJDBCドライバマネージャに登録され、Javaプログラム側から呼び出される。

JDBCドライバの実装方式は4種類ある。ODBCへの橋渡しのみをうJDBC-ODBCブリッジ(Java 8で廃止)、特定の機種・オペレーティングシステムOS)上のネイティブプログラムへ処理を引き継ぐもの、データベースサーバ側のミドルウェア通信するもの、完全にJavaプログラムのみでデータベースと直接通信するものの4タイプである。

(2022.12.10更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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