RWIN 【Receive WINdow size】 受信ウィンドウサイズ

概要

RWIN(Receive WINdow size)とは、TCP通信う際に、送信側が相手からの受信確認(ACK)を待たずに一度に送ることができる最大データ長

TCPTransmission Control Protocol)はインターネットなどのIPネットワークにおける標準のトランスポート層プロトコル通信規約)の一つとして広く普及している。TCPでは通信信頼性を高めるため、受信側が正常に受信できたことを送信側に知らせるACKパケットを定期的に送ることになっているが、何バイト受信するごと受信確認を送るかを定めたものがRWINである。OSの設定などで定められており、管理者や利用者が手動で特定のに変更することもできる。

RWINが小さいと頻繁に受信確認を送るため回線効率は低下するが、大きすぎるとデータの破損や喪失が起きた際に気づくのが遅れ、大きな容量を再送しなければならなくなる場合もある。近年のWindowsのように通信状態を監視して最適と思われるRWINを自動的に設定する機能を持ったOSもある。

(2018.8.20更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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