プログラムチェックリスト 【PCL】 Program Checklist
概要
プログラムチェックリスト(PCL)とは、ソフトウェア開発において、出来上がったプログラムが仕様通りに動作するか調べるために作成する検査項目のリスト。様々なテストケースを想定して、どのような値や条件を与えるとどのような出力が得られるべきかを記述する。チェック項目や判断条件と、可否の記入欄が箇条書きあるいは表形式で並んでいるリストで、対象プログラムの種類ごとに用意する。項目が多い場合はカテゴリ分けしたり、重要な項目を太字や色分けで目立たせることもある。
稼動時に想定される条件に対して適切な出力を返すかだけでなく、異常な値などを投入した際に適切にエラー処理などが行われるかどうかといった点も列挙する必要がある。プログラムチェックリストの網羅性次第でテストの品質は大きく左右される。
印刷物として作成して手作業で記入する場合もあるが、表計算ソフトのワークシートなどとして作成して結果を電子的に入力・保存する場合や、プロジェクト管理の一環としてWebアプリケーションなどの形で管理システムを用意する場合、専門のツールを利用する場合などがある。
一般に単体テスト(ユニットテスト)で用いられるチェックリストを「PCL」と呼び、同じように、結合テスト(連結テスト)で用いられるリストを「CCL」(C:Combined)、総合テスト(システムテスト)で用いられるリストを「SCL」(S:System)というように呼ぶ場合がある。
(2025.8.19更新)