プライバシーセパレータ 【privacy separator】 ネットワーク分離機能 / STAセパレータ / SSIDセパレータ / APアイソレーション
解説 同じアクセスポイントやルータに複数のコンピュータや情報機器が接続されている場合に、それらの機器間の通信を取り次がずに遮断する機能で、各機器はそれぞれインターネットなどの外部ネットワークと通信することしかできないようにする。
アクセスポイント製品は通常の設定では家庭内や組織内で使用することを想定して、接続された機器同士は同じ構内ネットワーク(LAN)上に存在する扱いとなる。このため、Wi-Fiスポットなどに家庭や会社で使っていた端末をそのままの設定で持ち込むと、近くにいる見知らぬ他人に共有フォルダなどを見られてしまう場合がある。
ネットワーク管理者側でプライバシーセパレータを有効にして運用することで、利用者側で設定の変更などをしなくても、そのような事態が起きないようにすることができる。店舗や宿泊施設、公共施設などでのWi-Fiスポット接続サービスや公衆Wi-Fiサービスなど、見知らぬ他人同士が同じ中継機器を共有する状況で必要となる。
なお、この機能は無線接続の端末同士の通信を遮断する機能であるため、アクセスポイントなどに有線LANポート(Ethernetポート)がある場合、有線接続の機器同士や、有線接続の機器と無線接続の機器の間の通信は遮断することができない。
(2024.2.8更新)
「プライバシーセパレータ」の関連用語
他の用語辞典による「プライバシーセパレータ」の解説 (外部サイト)
資格試験などの「プライバシーセパレータ」の出題履歴
▼ 基本情報技術者試験
【平30秋 問44】 公衆無線LANのアクセスポイントを設置するときのセキュリティ対策と効果の組みのうち,適切なものはどれか。
セキュリティ対策 | 効果 | |
ア | MACアドレスフィルタリングを設定する。 |