バックポート 【backporting】
概要
バックポート(backporting)とは、ソフトウェアの新しいバージョンの機能や、そのバージョン向けに開発されたプログラムなどを、古いバージョンで利用できるように移植すること。また、そのようにして開発された古いバージョン向けの新しいソフトウェア。ソフトウェアの新しい版が発行されても、安定性や互換性などの事情により旧版からすぐに移行できない場合がある。そのような利用者に向け、新版で搭載された新機能や、動作に新版を必要とする外部のソフトウェアなどを、旧版向けに手直しして提供することをバックポートという。
また、新版で発見された欠陥や保安上の弱点(脆弱性)が旧版にも共通して存在する場合に、新版向けの修正プログラム(モジュール/パッチ)が旧版向けにバックポートされることがある。
(2019.1.6更新)