読み方 : バーシュ
virsh【virtual shell】
概要

libvirtが提供するAPIをコマンドラインから利用するためのインターフェースであり、KVMやQEMU、Xenなど複数のハイパーバイザーを統一的に扱うことができる。Red Hat Enterprise LinuxやDebianなど主要なLinuxディストリビューションに標準的に採用されている。
利用者はコマンドを通じて仮想マシンの起動、停止、再起動、一時停止、削除といった一連の操作を実行できるほか、仮想ディスクやネットワークインターフェースの状態確認、スナップショットの作成や復元なども行える。操作対象は「ドメイン」と呼ばれる単位で管理される。
基本的な書式は「virsh [サブコマンド] [オプション] [操作対象]」である。「virsh list」で稼働中の仮想マシン一覧を表示し、「virsh start [仮想マシン名]」でVMを起動、「virsh shutdown」で停止、「virsh destroy」で強制終了する。これらは単発のコマンド実行だが、「virsh」のみで実行すると対話モードに入ることができ、サブコマンド名のみで機能を実行できる。
仮想マシンの設定はXML形式のファイルで管理されており、「virsh edit」コマンドでCPUコア数やメモリ割り当て、ネットワーク設定などを編集できる。GUIを用いないサーバ環境やリモート管理においても詳細な制御が可能で、スクリプト実行や自動化にも利用される。libvirtは認証やアクセス制御の仕組みを備えており、virshもこれに従って権限管理が行われる。