読み方 : トップコマンド
topコマンド【top command】
topコマンドとは?

起動すると画面全体が専用の表示に切り替わり、上部にシステム全体の統計情報が並ぶ。稼働時間やログイン中のユーザー数、過去1分・5分・15分の平均負荷、CPUの使用率、物理メモリとスワップ領域の利用状況などを一目で確認できる。CPUの使用率は「ユーザープロセスによる消費」「システム処理による消費」「アイドル状態の割合」などに細分化されており、アイドル(idle:遊休状態)の値が小さいほどCPUへの負荷が高い状態を示す。
画面下部にはプロセスごとの一覧が表示される。プロセスID、実行ユーザー、CPU使用率、メモリ使用量、コマンド名などが項目ごとに整理されており、初期状態ではCPU使用率の高い順に並ぶ。この表示が数秒おきに更新されるため、一時的な負荷の急増や、時間とともにメモリを消費し続けるプロセスといった変化も捉えやすい。
実行中はキーボード操作で表示を切り替えられる。「M」キーでメモリ使用率順、「P」キーでCPU使用率順に並び替えが可能で、「K」キーを押してプロセスIDを入力すれば特定のプロセスに終了信号を送ることもできる。「Q]キーで通常のターミナル画面に戻る。起動時のオプションとして、「-u」で特定ユーザーのプロセスに絞り込んだり、「-d」で更新間隔を秒単位で指定したりすることもできる。
topコマンドは多くのLinuxディストリビューションに標準で含まれており、追加のソフトウェアなしにすぐ使える。遠隔からサーバにログインして状態を確認する場面でも、文字だけで構成される表示形式は通信負荷が小さく扱いやすい。色分けやマウス操作に対応した「htop」といった後継ツールも存在するが、こちらは別途インストールが必要な環境が多い。