読み方 : エスシーコマンド
scコマンド【sc command】
概要

Windowsの「サービス」(service)とは、利用者がログオンしていない状態でもバックグラウンドで動作し続ける常駐プログラムのことである。ネットワーク機能や印刷、セキュリティ機能など、オペレーティングシステム(OS)の根幹を支える仕組みの多くがサービスとして実装されている。
scコマンドはこれらのサービスをコマンドプロンプトやPowerShellから直接操作するための標準コマンドで、サービス名とサブコマンドを組み合わせて様々な操作を行うことができる。サービスの現在の状態を照会するには「sc query」、起動するには「sc start」、停止するには「sc stop」を使用する。起動方式(自動・手動・無効)を変更する「sc config」、新しいサービスを登録する「sc create」、不要なサービスを削除する「sc delete」といったサブコマンドも用意されている。
Windowsにはサービスを管理するGUIツールとして管理コンソール(services.msc)も備わっており、一覧表示や設定変更を視覚的、対話的に行える。一方、scコマンドはバッチファイルやスクリプトへの組み込み、複数台への一括適用、リモートコンピュータのサービスのネットワーク越しの操作といった用途に適している。日常的な確認や手動操作には管理コンソール、定型作業や大量の管理対象を扱う場合にはscコマンドというように使い分けられることが多い。
サービスはシステムの根幹に関わるため、scコマンドによる変更や削除には管理者権限が必要である。誤った操作を行うと特定の機能が利用できなくなったり、システム全体が不安定になったりすることがあるため、慎重な操作が求められる。
(2026.7.1更新)