読み方 : サーコマンド / エスエーアールコマンド

sarコマンド【system activity reporter】

概要

sarコマンドとは、LinuxなどのUNIX系OSで標準的に用いられるコマンドの一つで、CPUメモリディスクI/Oネットワークなどのシステム資源の利用状況を時系列で記録・表示するもの。システムの負荷状況を分析し、ボトルネックを特定する際などに利用される。
sarコマンドのイメージ画像

sarコマンドでは、CPU使用率ロードアベレージ(負荷)、メモリ使用量スワップ領域の利用状況、ディスクの読み書き回数や転送量、ネットワークインタフェースごとの送受信データ量など、様々な項目を指定して表示できる。オプションにより対象項目や表示間隔、表示回数を細かく設定でき、短時間の挙動確認から長期的な傾向分析まで幅広く利用される。

sysstatパッケージの一部であり、バックグラウンドで動作する収集プログラムが一定間隔で記録した各種の統計情報を表示する。記録を有効にした時点から日次でバイナリファイルデータが収集されるため、管理者は現在のリアルタイムの負荷状況だけでなく、過去の利用状況の推移も確認できる。

特定の日付を指定して当日のCPU負荷の推移を確認するといった調査を行うこともでき、障害発生時に当該時刻前後のリソース状況を事後分析することができる。標準の出力データはスペース区切りのテキスト形式だが、タブ区切りTSV)やJSONXMLなどを指定することもでき、他の解析ツールなどで集計したり可視化することもできる。

主なLinuxコマンド

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。