読み方 : ピーダブリューディーコマンド
pwdコマンド【print working directory】
概要
pwdコマンドとは、LinuxなどのUNIX系OSおよびWindows PowerShellにおいて、現在の作業ディレクトリの絶対パスを表示するコマンド。シェル上で「pwd」と入力して実行すると、カレントディレクトリのパスが1行で出力される。

文字のやり取りでシステムを操作するコマンドライン環境では、ファイルやフォルダが視覚的に表示されないため、作業ディレクトリを見失うことがある。pwdコマンドを実行すると、ルートディレクトリ(/)を起点とした絶対パスが表示される。
例えば、現在地が「/home/user/documents」であれば、その文字列がそのまま出力される。相対パスでファイルを指定するコマンドでは、現在地を誤って把握していると意図しないファイルを操作してしまう事態に繋がる。pwdコマンドで現在地を確認することで、そうした操作ミスを防ぐことができる。
パスにシンボリックリンクを含む場合、「-L」オプションでシンボリックリンクをたどった論理パスを表示し、「-P」でシンボリックリンクを解決した物理パスを表示する。多くの環境ではデフォルトが「-L」の動作となっており、通常の利用では両者の違いを意識する場面は少ないが、シンボリックリンクを使った環境では表示結果が異なる場合がある。
pwdコマンドはUNIX環境で古くから利用されているコマンドの一つで、「pwd」は「print working directory」(現在のディレクトリを印字)の略とされる。シェルの組み込みコマンドとして提供される場合と、独立した実行ファイルとして提供される場合があるが、機能や使い方は同じである。シェルスクリプト内でもカレントディレクトリのパスを取得するために頻繁に用いられ、「DIR=$(pwd)」のように変数に格納して後続の処理に利用する例が多い。
(2026.7.12更新)