読み方 : オープンスーゼ

openSUSE

概要

openSUSEとは、独スーゼ(SUSE)社が支援する開発者コミュニティが公開しているオープンソースLinuxディストリビューションデスクトップからサーバまで幅広い用途で使われる。
openSUSEのイメージ画像

同社が開発した「SUSE Linux」を起源とし、コミュニティによって開発・保守が行われているディストリビューションである。パッケージ管理にはRPM形式を採用し、依存関係の解決やソフトウェアのインストール、更新を「Zypper」というコマンドラインツールや「YaST」という統合管理ツールで行うことができる。

定期的にリリースされる「Leap」と、最新技術をいち早く取り入れる「Tumbleweed」という二つのバージョンがある。Leapは安定性を重視したリリースで、企業や業務用途に適している。Tumbleweedはローリングリリース方式を採用し、常に最新のソフトウェアやライブラリを利用できる。

デスクトップ環境としては「GNOME」や「KDE Plasma」が提供され、利用者の好みに応じた選択が可能である。仮想化クラウド、開発環境にも対応しており、幅広い用途で利用できるLinuxディストリビューションとして知られる。インストールメディアDVDイメージとネットワークインストール用の軽量イメージが配布されており、いずれもプロジェクトの公式サイトから無償で入手できる。

SUSE社は1992年にドイツで創業したソフトウェア企業で、当初は「Slackware」をベースにした「S.u.S.E. Linux」を販売していた。2003年に米ノベル(Novell)社に買収され、2011年にはアタッチメイト・グループ(Attachmate Group)社へ、2014年にはマイクロフォーカス(Micro Focus)社の傘下を経て、現在は独立した企業として事業を継続している。コミュニティ版であるopenSUSEは2005年に立ち上げられ、商用製品である「SUSE Linux Enterprise」の技術基盤と一部コードを共有しながら独自の開発を続けている。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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