読み方 : エムケーエフエスコマンド

mkfsコマンド【make file system】

概要

mkfsコマンドとは、LinuxなどのUNIX系OSストレージ装置ファイルシステムを作成するコマンド。新しいディスクやパーティションを使用可能な状態にする「フォーマット」処理を行い、ファイルディレクトリを作成できるように準備する。
mkfsコマンドのイメージ画像

コンピュータストレージデータを読み書きするためには、ファイルシステムと呼ばれる管理構造を準備する必要がある。これはデータファイルディレクトリとして記録・管理するための仕組みであり、mkfsコマンドはその構造をストレージ上に書き込む作業を行う。

基本的な書式は「mkfs -t [ファイルシステムの種類] [デバイス名]」という形式である。例えば、「/dev/sdb1」というパーティションext4形式でフォーマットするには「mkfs -t ext4 /dev/sdb1」と入力する。「-t」オプションでファイルシステムの種類を指定しない場合は、システムの既定値が使われる。

対応するファイルシステムの種類は複数あり、Linux標準の「ext4」のほか、高速性に優れた「XFS」、Windowsとの互換性を持つ「exFAT」など用途に応じて選択する。実際のコマンドファイルシステムごとに専用の実装が存在し、「mkfs.ext4」や「mkfs.xfs」のように分かれている。動作はmkfsコマンド自体と同じである。

mkfsコマンドを実行するとパーティション上の既存データはすべて失われる。デバイス名を誤ると意図しないストレージフォーマットして内容を消去してしまう危険があるため、実行前にデバイス名を十分に確認することが求められる。システム管理用のコマンドであり、通常の設定では実行にroot権限が必要となる。

主なLinuxコマンド

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。