lol【laugh out loud】
lolとは?

1980年代末から1990年代にかけて、英語圏の電子掲示板(BBS)やチャットシステムで自然に広まった。リアルタイムのやり取りでは入力の手間を省く必要があり、3文字で感情を伝えられるこの略語はすぐに定着した。その後、SMSやSNSの普及とともに英語圏を超えて世界的に通用する表現となり、2011年にはオックスフォード英語辞典にも収録された。
使われ方は一様ではなく、純粋に「面白い」と伝える場面だけでなく、発言のトーンを和らげる目的でも文末に添えられる。「今日また寝坊した lol」のように、失敗や困り事を自嘲気味に語る際にも登場するため、必ずしも大きな笑いを意味するわけではなく、照れや苦笑、あるいは「冗談である」という合図として機能することも多い。
表記にはいくつかのバリエーションがある。「LOL」と大文字で書くことで大笑いを表したり、「lolol」「lololol」のように繰り返して笑い転げている様子を表すこともある。派生形として、より強い「(爆笑)」や「www」に相当する “lmao”(laughing my ass off)や、“rofl”(rolling on the floor laughing)なども存在し、笑いの度合いによって使い分けられる。
チャットやメッセンジャーのような文字によるコミュニケーションで使われる表現であり、実際の会話で使うことは稀だったが、近年ではネット文化の浸透により、親しい間柄のくだけた会話の中で「エルオーエル」あるいは「ロル」「ロール」のように発音することもあるとされる。また、本来の意味を知らない若い世代が感嘆詞や相槌として直感的に使うケースも増えているとされ、元の頭字語の意味が薄れる傾向も指摘されている。
日本語のネット文化では、語尾の「笑」や「w」が同様の役割を担っており、「lol」は主に英語混じりのやり取りや海外サービス上で見られる。なお、あまり品のないスラングであるため、ビジネスや公的な場で使うことは失礼あるいは場違いと受け止められる。使用は親しい間柄やカジュアルなコミュニティに限るのが一般的である。