読み方 : ライティ
lighttpd
lighttpdとは?
オープンソースとして開発・公開されているWebサーバソフトウェアの一つ。少ないメモリ消費量と高い処理性能を重視して設計されており、Apache HTTP Serverやnginxと並ぶWebサーバの一つとして、小規模な機器から高負荷環境まで幅広く導入されている。

lighttpdは、接続処理にイベント駆動型の設計を採用している。単一のプロセスで複数の接続を非同期に処理するため、接続ごとにプロセスやスレッドを生成する従来方式と比べ、同時接続数が増加してもCPU負荷やメモリ使用量が急増しにくい。性能が限られるサーバ機器や組み込みシステム、仮想サーバ環境でも安定して動作する。
機能面では、SSL/TLSによるHTTPS通信、CGIやFastCGI、SCGIを介した外部プログラムとの連携、リバースプロキシ、URLリライト、仮想ホスト、アクセス制御、圧縮転送などを標準的に備えている。PHPやPythonなどのスクリプト言語と組み合わせることで動的なWebコンテンツの生成・配信も可能である。設定はテキスト形式のファイルで行い、必要な機能をモジュールとして読み込む構成になっている。Apacheと比べると設定項目は少なく、簡潔な記述で管理しやすい。
ドイツのソフトウェア開発者ヤン・クネシュケ(Jan Kneschke)氏によって開発され、2003年にオープンソースとして公開された。当時はApacheが主流だったが、アクセス数の増加に伴う負荷対策として軽量なWebサーバへの関心が高まり、高負荷環境で効率的に動作するWebサーバとしてlighttpdが注目を集めた。現在ではnginxの普及により利用例は減少したものの、軽量性を重視する用途では継続して採用されている。