読み方 : ジーピーリザルトコマンド
gpresultコマンド
概要

「グループポリシー」(group policy)は、管理者がネットワーク内のコンピュータやユーザーアカウントに対して、パスワード要件やソフトウェアの実行制限、デスクトップ環境のカスタマイズなどの設定を一括して強制適用する仕組みである。
企業などのIT環境では複数のポリシーが重なって適用されることが多く、端末そのものに対する設定と、ログインした利用者ごとの設定が混在するため、最終的な反映内容を把握しづらい場合がある。gpresultコマンドはこうした複数のポリシーが重なり合った結果として有効になっている設定を一覧表示する。
コマンドプロンプトやPowerShellから実行でき、オプションの指定によって表示内容を切り替えられる。「/r」で適用されたグループポリシーオブジェクト(GPO)の概要や所属するセキュリティグループ、適用対象外となったポリシーとその理由などが表示される。「/h」でHTMLファイル形式の詳細レポートを生成でき、内容の共有や記録にも利用できる。「/user」や「/s」で特定の利用者やリモートコンピュータを対象とした適用結果も取得できる。
主な用途は、管理者が意図した設定が正しく反映されているかの確認と、ポリシーが想定通りに適用されていない場合の原因究明である。操作によっては管理者権限が必要であり、対象環境の設定によって利用できる機能が制限される場合もある。多数のWindows端末を管理する企業などのシステム運用の現場では日常的に用いられる管理コマンドの一つである。
(2026.7.9更新)