読み方 : ファインドコマンド
findコマンド【find command】
概要

基本的な書式は「find 検索開始ディレクトリ 検索条件」である。指定したディレクトリ以下のサブディレクトリを再帰的に探索するため、深い階層に置かれたファイルも漏れなく見つけられる。
検索条件として指定できる項目としてファイル名やサイズ、更新日時、ファイルの種類(通常ファイル、ディレクトリ、シンボリックリンクなど)、所有者、アクセス権限などがある。ファイル名はワイルドカードを使ったパターン検索にも対応している。
複数の条件を論理演算子で組み合わせることも可能で、例えば「7日以内に更新された1MB以上のファイル」のような絞り込みも行える。データベースを参照する方式とは異なり、実行時点のストレージを直接探索するため、最新のファイル状態を確実に把握できる。ただし、検索範囲が広い場合は処理に時間を要することがある。
検索結果に対してコマンドを実行する「-exec」オプションも用意されており、見つかったファイルの削除や移動、アクセス権限の変更などをそのまま自動化できる。この仕組みから、定期的なファイル整理や不要ファイルの一括削除、バックアップ処理といったシステム管理・保守の用途で利用されている。
findコマンドは初期のUNIXシステムから標準機能として組み込まれており、POSIX標準にも定義されている。LinuxやmacOSをはじめ多くの環境で共通して利用できる。実装は複数あり、GNU版とBSD版では一部のオプションや書式が異なるため、異なる環境で使用する際はマニュアルを確認するとよい。
(2026.7.11更新)