読み方 : ウィンマージ

WinMerge

概要

WinMergeとは、Windows環境で利用されるファイルおよびフォルダの差分比較・統合ツールの一つ。テキストファイルの内容の違いを可視化し、変更箇所の確認や反映を支援する。オープンソースソフトウェアとして公開されている。
WinMergeのイメージ画像

指定した2つのファイルを並べて表示し、追加・削除・変更された行を色分けして示すことで、利用者が相違点を直感的に把握できる。差分を確認しながら一方の内容を他方へ反映させるマージ(併合)機能も備えており、変更内容の統合作業を支援する。ソースコードや設定ファイル、文書ファイルなどの内容を行単位で比較するのに用いられている。

ファイル単位だけでなく、フォルダ同士の比較にも対応しており、ディレクトリ内のファイル一覧を照合して、存在の有無や更新日時、サイズの違いを一覧表示できる。内容が同一であるか、日付やサイズに差があるかを一目で判別できる。バックアップ内容の確認や開発プロジェクトにおける成果物の整合性確認などに利用されることが多い。

テキストの抽出や整形、正規表現を用いた検索・置換といった高度な編集機能も充実している。主要な画像形式で記録された画像ファイルの比較機能も備えており、見た目では気づきにくいピクセル単位の色の違いを強調して表示することができる。プラグインで機能を拡張することで、ExcelファイルPDFなどの特殊な形式の比較に対応させることも可能である。

ソフトウェア開発の現場では、バージョン管理システムVCS)と併用されることも多い。例えば、Gitなどのバージョン管理ツールが出力する差分情報を補完するために、視覚的な比較手段として利用されることがある。ソフトウェア開発者のみならず、膨大なデータを扱う一般の事務作業においても、人為的なミスを防ぎ整合性を保つためのツールとして活用されている。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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