読み方 : ワッツアップ

WhatsApp

概要

WhatsAppとは、米メタ(Meta Platforms)社が提供するメッセージ送受信アプリおよびサービス。文字メッセージの交換や音声通話、ビデオ通話、各種ファイルの送受信に対応し、世界の多くの国・地域で標準的な連絡手段として普及している。
WhatsAppのイメージ画像

WhatsAppはスマートフォン向けを中心に提供されており、パソコン向けアプリやWebブラウザからも利用できる。電話番号を識別子として登録する仕組みを採用しており、専用アカウントを別途作成することなく利用を開始できる。

通信はインターネット回線を経由するため、音声通話やメッセージの送受信に携帯電話会社の通話料やSMS料金は発生しない。国際間の通信でも同様であり、海外の相手との連絡手段として活用されることも多い。

送受信できるのはテキストメッセージだけでなく、画像や動画、音声ファイル、文書ファイル位置情報など様々な形式に対応する。複数人によるグループチャットのほか、一定時間で消えるメッセージや、24時間で消えるコンテンツを投稿するステータス機能も備える。通信内容にはエンドツーエンド暗号化が標準で適用されており、同社自身を含む第三者がメッセージの内容を閲覧できない設計となっている。

企業などの法人向けには「WhatsApp Business」が提供されている。個人向けサービスと同様の通信機能に加え、自動応答やメッセージ一括配信、営業時間の設定、商品のカタログ機能といったビジネス向けの機能が追加されている。顧客対応や予約確認、配送通知などの用途で活用されている。「WhatsApp Business Platform」により社内システムと連携することもできる。

サービスは2009年に公開され、SMSに代わる安価な連絡手段として欧州や中南米、インド、中東、アフリカなどで急速に普及した。2014年に当時の米フェイスブック(Facebook)社(現メタ)が買収し、現在に至る。世界全体で20億人以上の利用者がおり、メッセンジャーの中では最大手とされるが、日本ではLINEヤフーの「LINE」が先行して普及したため、国内での利用率は他国と比べて低い。

(2026.7.8更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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