WMIC【Windows Management Instrumentation Command-line】
概要

WMIはWindowsにおけるシステム管理の標準インターフェースであり、DMTF(Distributed Management Task Force)が策定したCIM(Common Information Model)をベースにしている。WMICはそのWMIをコマンドプロンプトやバッチスクリプトから利用するためのフロントエンドである。
Windows XP以降に標準搭載されているが、近年のWindows 11およびWindows Server 2025では非推奨(deprecated)とされている。後継として、Windows PowerShellのGet-WmiObjectコマンドレットやGet-CimInstanceコマンドレットへの移行が推奨されている。
基本的な構文は「wmic [エイリアス] [動詞] [パラメータ]」という形式である。エイリアスはWMIのクラスを人間が読みやすい名前で表したもので「cpu」「os」「bios」「process」「diskdrive」「nic」といった名称が用意されている。例えば、「wmic cpu get name」でCPUの名称を、「wmic os get caption,version」でOSの名称とバージョンを取得できる。
動詞には「get」のほか「list」「call」「set」「delete」があり、listはプロパティの一覧表示、callはメソッドの実行、setはプロパティ値の変更、deleteはインスタンスの削除に使う。「wmic process where name="notepad.exe" delete」のように条件を指定してプロセスを強制終了することもできる。
出力形式はデフォルトでテキスト形式だが、「/format」オプションを使うことでCSVやXMLとして出力できる。「/node」オプションで遠隔のコンピュータを指定し、ネットワーク越しに情報収集や操作を行う使い方も可能となっており、システム管理者が複数台のマシンを一括調査する際に活用されてきた。