読み方 : ブイエムウェアブイスフィアクライアント
VMware vSphere Client
概要

仮想化基盤では、物理サーバ上で複数の仮想マシンを動作させる仕組みが用いられるが、その運用には仮想マシンの作成、起動・停止、リソース割り当て、状態監視など多くの管理作業が伴う。VMware vSphere Clientはこれらの操作を画面上から実行できるようにする管理ツールであり、管理者はデータセンター内の仮想サーバ環境を一元的に操作できる。
このクライアントは通常、仮想化基盤を集中管理するサーバである「VMware vCenter Server」に接続して利用される。vCenter Serverは複数の仮想化ホストを統合的に管理する機能を持ち、管理者はvSphere Clientの画面から仮想マシンの配置やリソース使用状況、仮想ネットワークやストレージの構成などを確認・変更できる。また、仮想マシンのテンプレート管理、スナップショット作成、アクセス権の設定といった運用機能も提供されている。
かつてはWindows専用のデスクトップアプリケーション版が存在していたが、現在はHTMLベースのWebアプリケーションへと移行し、専用のサイトにWebブラウザでアクセスして操作を行う。これによりWindowsだけでなくmacOSやLinux環境などでも一般的なWebブラウザを用いて操作が可能となり、管理者の作業環境を選ばなくなっている。