VLSC【Volume Licensing Service Center】ボリュームライセンスサービスセンター

VLSCとは?

米マイクロソフト(Microsoft)社が企業や官公庁、教育機関などの法人顧客を対象に提供する、ソフトウェア資産の管理ポータルサイトボリュームライセンス契約により購入したソフトウェア製品とライセンス(利用権)を管理することができる。
VLSCのイメージ画像

企業などの組織が多数の機器にソフトウェアを導入する場合、個人向けの小売販売とは異なる「ボリュームライセンス」という契約形態が用いられる。数百台、数千台規模の端末に対して個別に製品パッケージを提供するのは無駄が多いため、利用者数に応じたライセンスのみをまとめて提供する。

VLSCはボリュームライセンス契約を結んだ顧客のみに提供される特別なポータルサイトで、契約状況の把握や管理、商品やライセンスの追加購入などを簡単にできるようにする。利用者はWebブラウザでアクセスすることができ、契約している製品の種類・数量・契約期間を即座に確認できる。

VLSCの主な機能は、インストールファイルダウンロードプロダクトキーの取得である。最新版だけでなく旧バージョンの入手も可能なため、業務上の都合で古いソフトウェア製品を継続使用する組織にも対応している。ボリュームライセンス専用のプロダクトキーは複数台への適用を前提とした仕組みになっており、大規模な展開作業を効率化することができる。

ソフトウェアアシュアランス」と呼ばれる保守プログラムに加入している場合は、無償アップグレード権の行使や自宅利用プログラムの有効化といった特典の管理もVLSC上で行うことができる。管理者は組織内の各利用者に役割に応じたアクセス権を付与でき、部署単位で担当者を設定することも可能である。

近年、同社製品は「Microsoft Azure」や「Microsoft 365」などのクラウドサービスへの移行が進んでおり、VLSCの機能は「Microsoft 365管理センター」など新しいポータルへ順次統合されつつある。買い切り型ライセンスサブスクリプション型を併用する組織では、契約形態によって参照先が異なるため、自社の契約内容に応じた管理画面の使い分けが必要になる。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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