US配列【英語配列】ASCII配列/USキーボード

米国国家規格協会(ANSI)が標準化したキー配列で、英語で用いるアルファベットや記号、特殊キーが配置されている。アルファベットの並びはJIS配列と共通で、左上から「Q」「W」「E」「R」「T」「Y」と続くQWERTY配列を採用している。この配列は19世紀のタイプライター時代に設計されたものが現在まで引き継がれている。
キー総数は通常101個または104個で、「全角/半角」「変換」「無変換」といった日本語入力専用のキーが存在しない分、全体の構成はシンプルである。JIS配列ではこれらの特殊キーはスペースキーの左右に集中しているため、これらがない分スペースキーが長く確保されているのが特徴的である。
JIS配列と最も大きく異なるのが記号キーの配置である。「@」はShiftキーと「2」キーの組み合わせで入力し、「[」「]」「\」「;」「:」なども位置が異なる。Enterキーの形状も違い、US配列では横長の長方形であるのに対し、JIS配列では縦に大きい逆L字型が一般的である。JIS配列に慣れた利用者は、記号入力時にミスを起こしやすいため、使い始めには注意が必要である。
プログラミングやシステム開発の現場ではUS配列を好む利用者が多いと言われる。これは、コード入力で頻繁に使う「{」「}」「[」「]」「/」「;」などの記号が、指の届きやすい位置にまとめられているからとされる。英語圏向けのソフトウェアや資料とキー位置が一致しやすいことも、エンジニアに選ばれる理由の一つである。
日本で使用する場合はオペレーティングシステム(OS)側の設定にも注意が必要である。実際のキーボードがUS配列であっても、OS上の設定がJIS配列のままでは記号入力が一致しなくなる。接続時やOSの再インストール後には、キーボード配列の設定を確認・変更する必要がある。なお、設定を適切に行えば、US配列のキーボードでも日本語入力は支障なく行える。