読み方 : ユーピーエフ
UPF【User Plane Function】
概要

5Gのネットワークは、通信の制御を行う「コントロールプレーン」(C-plane)と、実際のデータ(Webページやメール、動画など)が流れる「ユーザープレーン」(U-plane)の二つに分かれたC/U分離(CUPS:Control and User Plane Separation)構造になっている。UPFはこのうち、ユーザープレーンの処理を一手に引き受ける。
具体的には、制御系機能であるAMFやSMFなどと連携しながら、実際のデータパケットの転送処理を実行する。SMFが通信経路やポリシーを決定し、その指示に基づいてUPFがパケット転送やトラフィック制御を行う構造である。パケットを正しい目的地へと高速で振り分ける巨大なルータのような役割を果たす。
機能としては、端末に割り当てられたIPアドレスに基づくルーティング処理、パケットのカプセル化および復号、品質制御に基づく帯域制御、課金情報の収集などがある。エッジコンピューティング(MEC:Multi-access Edge Computing)技術と組み合わせることで、UPFを利用者に近い拠点に配置し、通信遅延を低減する構成も可能である。自動運転や遠隔制御のような低遅延が求められる用途に対応できる。