読み方 : ユーエムエルにーてんれー
UML 2.0
概要

UML(Unified Modeling Language)は開発現場ごとに異なっていたシステム設計図面の書式を統一する目的で規定された図法であり、1997年にOMG(Object Management Group)によって標準化された。UML 2.0はその後継として新しい図とモデリング要素を定め、2004年10月に仕様が採用された。
UML 2系の図(ダイアグラム)は、システムを構成する要素の静的な状態を表す「構造図」と、時間の経過に伴う動作を表す「振る舞い図」の二つに分類される。旧バージョンのUML 1.xでは図の種類が9つに留まっていたが、UML 2.0では「複合構成図」や「インタラクション概要図」などが加わり、種類が拡充された。
コンポーネント図はUML 1.xでは物理的な構成を表すだけだったが、UML 2.0ではソフトウェアコンポーネントの構造そのものを表せるよう仕様が刷新された。コンポーネント間のインターフェース設計を詳細に記述できるようになり、Java EE(現Jakarta EE)や.NETといったコンポーネント技術を用いた開発の需要に応える内容となった。
UML 2.4.1は2012年に「ISO/IEC 19505」として国際標準化されており、現在はさらに改訂を重ねたUML 2.5系が広く使われている。UMLはソフトウェアのモデリングに限らず、ビジネスプロセスのモデリングや組織の構造を表現する用途にも用いられる。また、UML 2.0から派生してシステム工学的なモデリングのための図法として「SysML」も策定された。
(2026.7.20更新)