Systemwalker
Systemwalkerとは?

主な機能は、稼働監視、ジョブ管理、資産管理の三つに大別される。稼働監視では、CPU使用率やメモリ消費量、ディスク容量、通信状態などをリアルタイムで収集し、異常を検知した際に管理者へ通知する。対応OSはWindows、Linux、各種商用UNIXなどで、機種が混在する環境でも集中管理が可能である。
ジョブ管理機能では、定型的なバッチ処理やデータ連携処理を自動化し、処理順序や実行条件を事前に設定できる。例えば、売上集計処理の完了後に帳票作成を開始するといった連携を組むことができ、異常終了時には再実行や通知も行われる。資産管理では、各端末のOSバージョンやインストール済みアプリケーションの情報を自動収集し、ライセンス管理やセキュリティポリシーの徹底などに役立てることができる。
製品は単一のソフトウェアではなく、「Systemwalker Centric Manager」「Systemwalker Operation Manager」など目的や規模に応じた複数のモジュールで構成されている。導入企業は必要な機能を選んで組み合わせて利用することができ、クラウドとオンプレミスが混在するハイブリッド環境にも対応する。操作画面には視覚的なインターフェース(GUI)が採用されており、技術的な専門知識が乏しい担当者でも状況を把握しやすい設計となっている。
開発の背景には、企業ITの複雑化がある。1990年代に進んだ「オープン化」により異なるメーカーの機器が混在するマルチベンダ環境が一般化し、手動による管理の限界と人的ミスによるシステム障害が課題となった。Systemwalkerはこうした課題に対応する統合管理ツールとして発展してきた。現在ではITサービスマネジメントの国際標準枠組みである「ITIL」に準拠した運用プロセスの基盤としても活用されている。